WOWTCGは海外的で成功しているTCGだと思う。

2011年の年末から日本語版が発売された・・・。
※それ以前にも英語版が国内で販売されていたことがある。

1年たった現在はどうだろう?
WOWTCGのマーケティングは成功しているとは言いにくい状況だと思う。


そもそも、プロモーションのステップは以下のように考えることができる。

1、先行条件
受け手が抱いている送り手に対する先入観念。基本的には誤解されていると考えるべきです。

2、知識形成段階
受け手が送り手についてある程度の理解を得る段階。まず存在、次にその機能。 送り手は、受け手の心の壁をときほぐす努力が必要とされる。

3、態度形成段階
受け手が送り手について態度を決める段階です。送り手は受け手に対して損得材料をふくめた ディテイル情報を提供することを求められます。

4、決定段階
受け手が送り手の提案を採用するか否かを選択する段階です。

5、確信強化段階
受け手が自分の採用決定について確信を確認する段階です。送り手はいわゆるダメ押しの 第三者PRを図ることが必要とされる。

それぞれの、ステップにあったツールが必要だと思う。

先行条件としては、ある程度有望なTCG市場がユーザー及び流通も形成されていると思う。WOWTCGのターゲットユーザーは既存TCGユーザーだと思う。既存TCGユーザー=潜在顧客と云える。などなど、市場調査を行う。

つぎに、知識形成段階としては、リサーチした潜在顧客に対してWOWTCGを知ってもらうプロモーションを行う。具体的には、店頭プロモーションだったりWebでの広告やTCG関連雑誌への広告など、インタラプションマーケティングを行う。この広告で宣伝するのは直接商品ではなく潜在顧客からパーミッション(同意)を得る内容にする。WOWTCGらしい競技性を訴求する。もちろん、新製品の発売に関する告知やプロモーションは必要だが、それ以上にワールドチャンピオンシップを頂点とする公認大会の競技性をアピールすることで潜在顧客に参加したいと思ってもらうことが重要だと思う。公認大会に参加してもらうこと=商品を購入してもらうこと…いかに魅力的な競技性の大会TCGであるかを伝えるインタラプションマーケティングを行う。

態度形成段階としては、インタラプションマーケティングで得たパーミッションを活かした情報提供を行う。どうすれば、公認大会に参加できるのか…どこにいけばWOWTCGで遊べるのか…などなど環境を整える。商品を販売し大会を開催してくれるショップの開拓。潜在顧客および顧客からのパーミッションも大切だが、流通からのパーミッションも非常に大切です。(流通開拓のストリー詳細は別途)

決定段階としては、プロモーションカードやプレイマットを賞品とした公認大会などWOWTCGが実施している競技性を体験してもらう機会の提供する。これによりユーザーID登録をしてもらうことで、さらにパーミッションを得ることができます。DMやメールを送付することができるようになる。顧客の行動範囲も把握できるので、流通開拓にも活用できる。

確信強化段階としては、TVCMや街頭広告、雑誌やWebなどマスメディア向けのインタラプションマーケティングを行う。



現状としては、インタラプションマーケティングと流通開拓を行っているが、パーミッションマーケティングが弱いと云える。折角得たパーミッションを活かしていないと思う。



つづく。

コメント

nophoto
ちゃぶー
2012年12月8日11:05

受け手が持っている先入観念として、プロモカード4枚を持っていないと
ゲームにすらならないと思われているというのがありますね。
同じコナミだからという理由で遊戯王と同じと思われているふしが
あるようです。

アリオッチ
2012年12月8日23:03

ちゃぶーさん>
どもです^^
なるほど、コナミのブランド=TCGは遊戯ですもんね^^;

ユーザーもショップも先入観があるかもしれませんね。。。

個人的にはMTGに近いと思います。
プロモがないと勝負にならないかは、デッキ構築のしかたにもよるけど・・・
日本の場合は、プロモがカードプールを広げる変な状況だからかもしれませんね・・・。

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